2023年4月14日公開の『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』では、新キャラクター『ピンガ』という人物が登場します。
名探偵コナンでお馴染みの黒の組織のメンバーたちのコードネームは、全てお酒の名前が使われていることで有名ですね。
この記事ではピンガの正体は一体誰なのか?ピンガというコードネームの意味は何か?について、一部ネタバレを含んだ形でお伝えしていきたいと思います。
書かれている内容
コナンのピンガの正体ネタバレ!
今作初登場となる新キャラクター、ピンガの正体は黒の組織ナンバー2である『ラム』の側近としか紹介されていません。
ラムの正体は米花いろは寿司の板前である脇田兼則。
そもそもラムの正体自体、組織メンバーはほとんど知りませんでした。
ということは、ピンガの正体もラムしか知らない可能性は高いでしょう。
ピンガの正体は一体誰なのか?考えてみましょう!
ピンガの正体は誰?
結論から言いますと、ピンガの正体は『黒田兵衛』ではないでしょうか?
こちらの根拠もまた、お酒に関する内容が含まれていますが、順番に見ていきましょう。
彼の正体は今作の舞台となっている『パシフィック・ブイ』に世界各国から集まったエンジニアたちを束ねる局長、牧野洋輔とも言われていましたが実際は違っていました。
筆者が『ピンガ=黒田兵衛』だと考える理由は二つです。
●予告VTRに登場
●ピンガというお酒
短い予告VTRに登場しているのは、かなり重要な役割なのではと睨んでいます。
そして『ピンガ』というお酒は、製法や原料が法律によって守られているお酒なのです。
黒田兵衛は警視庁捜査一課管理官という、厳しい法律の元で国を守る国家公務員の立場ですから、イメージとしてはピッタリですね。
ピンガの性別
公開されている情報だけではピンガの性別を特定することは出来ませんが、筆者はおそらく男性ではないかと考えています。
その根拠は、コナンに出てくる組織メンバーにつけられているコードネームのお酒です。
元黒の組織のメンバーであり今回の映画の主人公でもある哀ちゃんはシェリーというコードネームでした。
シェリーはスペイン産白ワインの一種。
度数は15%で、通常の白ワインの12%よりはアルコール度数は高めですが、お酒の中で考えると弱め。
また、コナン映画では20作品目となった『純黒の悪夢(ナイトメア)』で登場した、オッドアイを持つ女性『キュラソー』。
キュラソーはブランデーやスピリッツをベースにフルーツや甘味料をブレンドして作られる甘めのお酒です。
アルコール度数は一般的には30~40度のものが多いですが、20度前半程度のものもあり、
実際にカクテルとして飲んだ時にはその度数を感じさせません。
このように、女性の組織メンバーには甘いお酒や弱いお酒、飲みやすいお酒の名前が用いられています。
男性メンバーには『ジン』や『ウォッカ』、『アイリッシュ』『ラム』、そして『バーボン』という名の付いたキャラがいますね。
彼らの名前のお酒は、平均40~50度数のアルコールの名前が付けられており、中には96度もあるような、強い度数のものもあります。
以上のことから考えて、今回のピンガは男性ではないかと想定できます。
コードネームピンガの意味とは?
『ピンガ』はブラジルの国民酒『カシャーシャ(カシャッサ)』のサンパウロ地方での呼び名。
焼酎アルコール度数は40度前後で、富裕層から貧困層までの国民が好んでよく飲んでいたお酒です。
日本で言うところの焼酎のような存在で、ほんのりとした甘さがあり上品な香りがします。
その他にもピンガの名前に関係してそうな情報があったため、順番にみていきましょう。
ピンガはサトウキビの酒
ピンガはラムと同じくサトウキビからなる、世界中で愛される歴史と伝統のあるスピリッツです。
日本ではあまり知名度はありませんが、蒸留酒の中では世界第三位の消費量を誇ります。
色は無色透明または淡い褐色です。
『ピンガ』はポルトガル語は『しずく(滴)』という意味なのですが、
これは製造元の会社名でもあるため、あまり意味はないのかもしれませんね。
ピンガとラム
ピンガとラムは同じサトウキビが原料になっていますが、ラムとは製造法が大きく異なっています。
ラムの製造方法は3種類ありますが、ピンガは厳格な法律により、許可されている製法は1種のみ。
サトウキビの搾り汁に水を加えず直接発酵させ、アルコール度数38~54%に留めた蒸留酒にしなければなりません。
目的によって自由に製造法を変えられるラムと、
厳しく定められた一つの製法しか許されていないピンガ。
同じサトウキビ由来のお酒ですが、両者には非常に大きな違いがあることがわかりますね。
ピンガの黒の組織との関係を調査!
何度も言うように、ピンガは組織ナンバー2のラムの側近です。
ラムの正体は組織メンバーも知らなかったみたいなので、おそらくピンガのことも知らされていないでしょう。
しかしナンバー2の側近ともなれば、かなり頭の切れる強者だと考えられます。
組織内ポジション
ピンガの組織内ポジションは、ラムの『後継者』とも言える、非常に重要なポジションでないでしょうか。
組織のナンバー2であるラムは、ボスの次に力を持っている人物。
そのラムの側近ともなれば、ジンやウォッカなど幹部たちからしても上司にあたりますね。
『純黒の悪夢』に登場したキュラソーはラムの右腕として紹介されていましたが、側近であるピンガとは大きな違いがあります。
『右腕=最も信頼できる部下』という意味ですが、
当該権力者に最も近い力を持つ者や、その権力者に次ぐ立場を持つ者を指す言葉が『側近』です。
つまり、万が一ラムが死亡した場合、その立場を受け継ぐ者でもあるということ。
ラム酒とピンガ酒が良く似ているという部分から考えても、不思議ではありませんね。
ピンガの特徴
ピンガはラムの後継者である可能性を指摘しましたが、特徴としてはやはり『組織を守る者』ではないでしょうか。
これはピンガというお酒の最大の特徴である『製造方法が法律により定められている』ことから考えられます。
ピンガの人物像としても、一寸のズレや失敗を許さぬ完璧主義者のイメージがあります。
もしもこの考察通りであるなら、組織から逃げ出した哀ちゃんのことをピンガが見逃すはずはなく、どこまでも追いかけ、確実に消そうとするでしょう。
だからこそ今作の舞台となった海上が選ばれたのだとすると、合点がいきませんか?
ピンガの特徴は組織内での立場から考えても、メンバーの誰よりも厳しく、組織のルールや存在意義、目的に対し恐ろしいほどに忠実であることが挙げられるのではないでしょうか。
まとめ
今回は2023年4月公開の『名探偵コナン 黒鉄の魚影』に登場する新キャラクター『ピンガ』の正体について、ネタバレを含んだ形で黒の組織との関係を調査してお伝えしてきました。
このような謎解きがあるのも名探偵コナンの面白さ、醍醐味ですね。
これから続々と情報が公開されていくと思いますので、要チェックです!